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課題B

(1) 点字ブロックについて、正しいものはどれか。
(ア) 点字ブロックは、色・形・点の数などについて、全国的に規格が統一されている。
(イ) 道路交通法によると、点字ブロックの上に駐車・駐輪した場合は、他のところよりも厳しく罰せられる。
(ウ) 「点字ブロック」とは、もともとは商品名である。
(エ) 点字ブロックには、線状のものと点状のものがあり、線状のものは警告ブロックと呼ばれる。

<解答> ウ

<解説>
 (ア)について。点字ブロックは、地域によって違いがあれば、製造元によっても異なっている。代表的な規格として、点状ブロックでは、36点式,41点式,64点式などがある。線状ブロックは、そのほとんどが棒を並べたような形になっているが、例えば近鉄の駅構内に敷設されているものは、線が区切れており、場合によっては点状ブロックと識別しにくい。色については、建物の色とのかねあいで、必ずしも黄色に設定されていない。しかし、点字ブロックを頼りとして歩行しているのは、全盲の人だけでなく、ブロックを目で見ながら歩く弱視者もいるので、色については、「わかりやすさ」を重視したものになるべきであろう。
 (イ)について。点字ブロック上の駐車・駐輪でも、とくに重く罰せられることはない。ゆえに、点字ブロック上の駐輪は後を絶たず、歩道に乗り上げた車のタイヤが点字ブロックに乗っかり、視覚障害者の歩行を危険にさらすことも起こっている。人々の意識改革のためにも、罰則規定を重くしてもよいのではないだろうか?
 (ウ)点字ブロックは商品名。本来は、「視覚障害者誘導用ブロック」等と呼ばれる。
 (エ)先にも述べたとおり、点状=警告、線状=誘導。

 

(2) 視覚障害者のホーム転落事故について、正しいのはどれか。
(ア) 視覚障害者のホーム転落事故で最も多い原因は酒気帯びによるものである。
(イ) ホームから転落した経験のある視覚障害者(全盲)は、ごくわずかである。
(ウ) 点字ブロックが敷かれてあれば、ホーム転落事故はほとんど起こらない。
(エ) 視覚障害者(全盲)の3人に2人は、駅ホームから転落した経験を持っていると言われている。

<解答> エ

<解説>
 (ア)について。転落事故で酒気帯びによるものが最も多いのは、健常者の場合であって、視覚障害者の場合はそうではない。酒気を帯びていない状態でも、ホーム転落事故は多発している。
 (イ)について。これは正解の選択肢(エ)と対立するもの。視覚障害者のホーム転落は、決して珍しいことではない。
 (ウ)について。点字ブロックが敷かれてあっても、ホーム転落は起こっている。例えば、地下鉄駅では、点字ブロックと周囲のタイルが識別しにくく、誤って点字ブロックを踏み越えてしまうケースがある。
 (エ)は、かなり意外なことだと思うが、実際の統計ではこのような結果になると報告されている。

 

(3) 盲導犬について、間違っているのはどれか。
(ア) 厨房にさえ立ち入らなければ、盲導犬を飲食店に同伴させることができる。
(イ) 社会福祉法の誕生により、盲導犬がその勤めを果たしていないなどという苦情を処理する機関が、福祉施設内に作られるようになった。
(ウ) 盲導犬に対して英語で指示するのは、犬が日本語よりも英語の方が理解しやすいという研究結果からである。
(エ) 他の犬に対する関心が強すぎる犬は、盲導犬になれない。

<解答> ウ
<解説>
 (ア)について。飲食店において、盲導犬の入店を断られるケースがある。しかし実際には、厨房にさえ入らなければ、盲導犬同伴で入店できることになっている。盲導犬と普通のペットとの違いが、未だに理解されていないために、盲導犬入店拒否などが起こるわけで、今後ますます理解が得られるよう期待したい。
 (イ)について。平成十二年の社会福祉法制定で、盲導犬育成が社会福祉事業として認められるようになった。加えて、社会福祉法第78条に、福祉サービスの質の向上のための措置等が明記され、これによって、盲導犬に関しても、その質の維持・監督が施設側に義務づけられたと解釈できる。
 (ウ)に関して。犬が特定の言語を理解し易いというのは間違い。あえて英語で指示しているのは、周囲の会話と犬への指示を、犬が識別できるようにするため。ただし、犬に座るよう命令する場合、日本語では「座りなさい」「座れ」「お座り」などがあるのに対し、英語では「sit」に統一されているので、命令を英語で行うということのメリットが、単に日常会話との識別だけでないということも言われている。
 (エ)に関して。他の犬を町中で見かけ、そっちに気を取られているようでは、盲導犬としての十分な努めを果たすことができず、危険が伴うため、このような、盲導犬になるための条件も整備されている。

<注>
 選択肢(イ)について、これが明らかに誤りではないかとの指摘が寄せられました。しかし、この選択肢について、出題者側で再度吟味した結果、不適切な点は見当たりませんでしたので、正解等に変更はありません。
 なお、この出題については、関西盲導犬協会のホームページの中の
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/kgdba/harness2/h_0102/ha0102_2.html
を参考にしましたので、こちらの方もご覧下さい。

 

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