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学内環境アンケートを終えて

〜問題点、そして今後の展望と課題〜

 

2002.10.13

青木 慎太朗

 

 

 学生編は21大学24人、大学編は17大学が回答。

 

 

問題点

 

教科書保障

(1)全教科について大学側が用意すべきだが、実際ごく一部の大学でしか実現されていない。大学が用意してくれないケースはまだまだ多い。

(2)教科書の点訳については、授業に間に合っていないケースが目立つ。(大学側にもある程度の認識あり)

(3)履修登録の時期が約半数の大学で一般学生と同じだが、これでは教科書点訳が遅れるのは当たり前である。

 

設備

(1)全大学が設備の説明、及びオリエンテーションを行ったとするが、これは正しいか?

(2)視覚障害者用パソコンや周辺機器の購入のニーズが高い。ただし、パソコンが古いままといったケースもある。

 

講義での配慮

(1)板書の読み上げを実施している大学は多いが、レジュメの点訳や拡大については点字(拡大)教科書と同様の問題を残す。講義資料のデータによる提供は、学生からの要望も多く、実施されているケースも多い。時代の流れであろう。

(2)配慮の内容が教官によって異なる場合が多い。大学側もきっちり把握できていない。これをどう捉えるか?

(3)体育や実験・実習について、一般のクラスで補助員も付かないのは大丈夫か?

(4)定期試験の問題変更、レポートや口頭試問への代替は配慮? 手抜き?

(5)マニュアルの有無について聞いてみたが、紙一枚渡して理解してもらえるのか? また、内容が抽象的で教員が理解できないという場合もある。

 

情報保障

(1)掲示板情報の提供について、インターネットでの公開、電話・Eメールでの個別連絡を望む声が高い。しかし現実には、事務室で尋ねたり、友達に掲示板を見てもらったりしているケースが多い。

(2)しかし、点字掲示板や視覚障害者用ポスト設置など、インターネットの利用に慣れていない人への対応をおろそかにしてはならない。(今後の改善点として挙げている大学がなかった)

(3)情報格差是正は現実的に不可能という指摘がある。情報保障のあり方をいかに考えるべきか?

 

サポート体制

(1)意見や要望を聞く為の窓口があるという場合でも、学生課や教務課が担当していることがほとんどで、しかも他の仕事と掛け持ちの職員が対応する場合が多い。

(2)大学によっては学部学科によってサポート内容が異なっている。

(3)人事異動によって担当者が替わっても、配慮の内容は変わらないと全大学が答えているが、サポート体制が確立されていない以上、これはあり得ない。

 

 

今後の展望と課題

 

クリアすべき課題

(1)「保障」の担い手をボランティアに頼ろうとする大学側の姿勢

(2)大学に何を期待するのか?

(3)担当教員との関係

(4)大学という組織との関係

(5)財源

 

我々のやるべき事

(1)各人がニーズを明確化すること

(2)情報交換(自分の大学に、他大学の良い例を教えてあげる)

(3)訴え続けること・諦めないこと

(4)権利としての学内環境改善

 

 

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